自分の仕事にみんな誇りを
自分の仕事に、みんな誇りを持っているからだと思うのです。
フリーランスの技術者たちは、職人のようなもの。
自分の技術を磨き、自分の技術を誇り、自分の仕事そのものに本当に命かけているような人も多い中で
突然、
「自分は何もできません。能力も経験も、知識もありません。
こんな私にできる仕事はあるでしょうか」というようなことを投げかけられたら、
そして、その方が自分たちと同じ職域に入ろうとしていたら、どう感じるでしょう。
若いうちから必死で勉強して
先輩にくっついて技術を磨いて
想像もできないような努力の積み重ねで、やっとフリーランスとして独立したSOHOたちです。
その同じ仕事を
どこかの通信教育をたった2〜3カ月受けただけで、同じ土俵に立とうとしてくる。
「自宅にいながら楽々高収入」なんて本気で信じてやってくる在宅ワーカー。
自分たちが誇りにしているこの職業が、そんなにインスタントに誰にでもできるものだなんて言われたら、
それは腹がたつのも当たり前なのです。
そんなに甘い世界じゃないと、苦言も出るのです。
在宅ワーカーの多くは、「とにかく、パソコンを使って何か仕事ができないか」
「お金になることなら、何でもいい」と、思ったことがあるんじゃないでしょうか。
その「何でもいい仕事」として、自分の誇りにしている職域が選ばれるということは
これは職人としては許せないことなのですね。
「ぜひこの仕事をライフワークにしたい」と、飛び込んでくる人なら、
多分こんなに風当たりは強くないはずです。